【コラム】「少ない支出」=「良い事業計画」?



みなさん、こんばんは。

小さな思いやりの芽を、大きな森に育てる。

フォレスト・ボランティアの所長もたんです。

さて、先日、日本ファンドレイジング協会の研修に参加してきました。内容は、NPOの事業戦略の建て方と、その中でファンド・レイジングをどう捉えるかという内容。


面白かったのは、NPO(=非営利)と営利団体の「事業計画の建て方の違い」。

【営利団体】
→ 目的は利潤の追求
→ お金は多ければ多いほど良い
→ 事業計画は収入(利潤または売り上げ)から立てる
→ 支出計画は収入計画に比べると劣後

【非営利】
→ 目的はソーシャルインパクト(社会に良い影響をもたらすこと)の創出
→ ソーシャルインパクトを興すのに必要なお金を集める
→ 事業計画は必要な支出から立てる
→ 必要な資金を立てるための収入計画を考える

収入と支出の順番が全く逆なんですね。

また、ファンドレイジングについて言えば、資金の集め過ぎは、他の非営利セクターに資金が回らず、社会的機会ロスを生むのでNGとのことでした。

 

非営利セクターは、自分たちの施策に必要なお金が集めれば良い。いや、社会変革に必要なお金をしっかり見積もって集めないといけない。

そういう意味では、「少ない支出=良い計画」ではないということです。逆説的ですね。


前述をふまえると、良いNPOは

・自分たちの使命を明確に定義している
・使命を実現するための手段が明確になっている
・その手段にかかるお金も含めた資源が何かを把握している

ということになるでしょうか。

 

講義の中では、自分たちの活動計画をステークホルダーが納得できる指標に落とし込んで、徹底的に数値化し管理することが話されました。

「ぼくたちは、いいことをしているんだ」という漠然とした想いから、「ぼくたちはこうした目標を実現するためにこんな風なことをして行くんだ」という方向に舵を切り、着実に成果を積み上げて行く。

フォレスト・ボランティアについても、一度徹底的に活動を指標化、数値化してみたいと思います。

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします。

(所長もたん)